テストで狙われやすい!並列回路の電圧・電流・抵抗の求め方

並列回路の電圧・電流・抵抗の求め方がわからん!

こんにちは!この記事を書いているKenだよ。お湯、汲んできたね。

 

中学理科の電気で狙われやすいのが、並列回路の電圧・電流・抵抗の求め方

前回勉強してきた「直列回路の電圧・電流・抵抗の求め方」とは異なるから、並列回路は並列回路のルールを覚えなきゃいけないんだ。

今日はそのテストにも出やすい並列回路の電圧・電流・抵抗の求め方をわかりやすく解説してみたよ。

 

並列回路の電圧の求め方

まず電圧からだね。

並列回路の電圧のルールはすこぶる簡単。

それは、

全体の電圧は各抵抗にかかる電圧に等しい

ってやつだ。

 

並列回路 電圧 電流 抵抗 求め方

 

どの抵抗だろうが電球だろうが、並列に繋がっているなら、そこにかかる電圧は同じってことね。

 

例えば、 3Vの電源に2つの抵抗A・Bを並列につなげているところを想像してみて。

 

並列回路 電圧 電流 抵抗 求め方

 

このとき抵抗 A・ B 、それぞれにかかる電圧はなんと。

3V!!

 

 

並列回路 電圧 電流 抵抗 求め方

 

電源の電圧と全く同じってことなんだ。らくしょ〜

 

並列回路の電流の求め方

次は電流だね。

並列回路の電流は次のルールを覚えておけばいいよ。

枝分かれして電流を足すと全体に流れる電流になる

ってやつ。

並列回路 電圧 電流 抵抗 求め方

どういうことか具体的に説明していくね。

 

例えば、全体の枝分かれする前の電流の大きさが3[A]だとしよう。

この時、抵抗Aに流れる電流が2[A]だったとしたら抵抗Bに流れる電流はいくらになるだろうか???

 

並列回路 電圧 電流 抵抗 求め方

そう、そうだよ。

 

全体の電流3 [A]から抵抗に流れる電流の2 [A]を引いて1 [A] 流れるというのが正解だ。

並列回路 電圧 電流 抵抗 求め方

 

枝分かれの電流を足したら、全体の電流になると覚えておけばいいね。

 

並列回路の抵抗の求め方

最後に並列回路の抵抗の求め方だね。

これは若干トリッキーなので注意が必要。並列回路のルールは次のものになるよ↓

全体の抵抗の逆数は各抵抗にかかる抵抗の逆数を足したものに等しい

だ。

並列回路 電圧 電流 抵抗 求め方

 

ちょっとわかりづらいから具体例で見てみよう。

例えば、2つの抵抗が並列回路で繋がっていて、抵抗Aが200Ω、抵抗Bが100Ωだとする。

 

 

この時、2つの抵抗を合わせた全体の抵抗値を求めるとしよう。

さっきの並列回路の抵抗のルールを適用すると、2つの抵抗の逆数を足したものになるから、

(Aの抵抗値)分の1 +(Bの抵抗値)分の1  = (全体の抵抗値)分の1

となるわけだね。

 

これをさっきの電気回路に当てはめて全体の抵抗を求めてみるよ。

(Aの抵抗値)分の1 +(Bの抵抗値)分の1  = (全体の抵抗値)分の1

200分の1 + 100分の1  = (全体の抵抗値)分の1

200分の3 = (全体の抵抗値)分の1

(全体の抵抗値)= 3分の200 ≒ 66.6666Ω

になるね。

並列回路 電圧 電流 抵抗 求め方

 

このことから分かるのは、

全体の抵抗はそれぞれの抵抗よりも小さくなるってことだ。

66.66という抵抗値はもちろんAの抵抗値200Ωよりも小さいし、もう一個のBの抵抗値の100Ω よりも小さいよね。

んな感じで、全体の抵抗を求めると小さくなってしまうのが、並列回路の抵抗なんだ。

 

基本ルールを抑えれば並列回路も攻略だ!

以上が並列回路の電圧・電流・抵抗の求め方だったよ。

最後におさらいしておこう。

並列回路の電圧は電源の電圧と同じでどこでも電圧は等しいね。

 

並列回路 電圧 電流 抵抗 求め方

 

電流は枝分かれを足したものが全体の流れる電流になって、

 

並列回路 電圧 電流 抵抗 求め方

 

全体の抵抗の逆数は、各抵抗にかかる抵抗の逆数を足したものに等しい

と覚えておこう。

 

並列回路 電圧 電流 抵抗 求め方

 

次は「電圧計の使い方」を勉強していこう。

 

そんじゃねー

Ken

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質問はまだありません。

  • いろいろな回路の電圧の求め方が、あまりわからないです。
    教えてください❗

  • 抵抗の並列は加算できないので、抵抗ではなく、電流の流れやすさモーで表すと、並列では加算できます。
    モーと抵抗の関係は抵抗の逆数がモーです。モーで求めて最後にΩにすればよいです。その特性に合った単位で計算する方が自然です。抵抗値を物理的意味なく逆数にするのは不自然な行為と考えています。

  • 並列の抵抗はテストではあまり出にくいのでついでに覚える感じで良いと思いますよ!

  • 抵抗のところ説明不足だぞ。抵抗Aを100Ωにして抵抗Bを200Ωにすると抵抗A分の1+抵抗B分の1=抵抗の全体っていう計算になるのまではみんな理解できてる。だがな、誤って300分の1と答える奴が出てくるだろ。だからこれも補足しろよ→100分の1と200分の1の分母の値を同じにする為に、100分の1に2倍します。そしたら200分の1と200分の2にそれぞれなりますね。その2つを足し算で計算すると、200分の3。よって全体の抵抗は200分の3になる。

  • 『誤って300分の1と答える奴が出てくるだろ。』
    そういう人は小学校の算数からやり直し

  • AとVしか分からない時は
    どうやってΩを求めるんですか?

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