【中学数学】3分でわかる!全数調査と標本調査の違い

全数調査と標本調査の違いって何??

こんにちは!この記事を書いてるKenだよ。背骨をリセットしたいね。

 

あるグループや集団について調査したいとき

君ならどうする??

 

たとえば、

クラスで人気のYoutubeチャンネルを調べたいときとか、

ね。

たぶん、いろいろあると思うんだ。

 

じつは数学界ではグループを調べる方法は2つあるんだよ。

  • 全数調査
  • 標本調査

ざっくり言っちゃうと、

全数調査は「調べたいグループ内のすべての奴らをしらべる方法」で、標本調査は「グループの中からいくつかのやつを選んで調査する方法」なんだ。

 

この2つの調査方法を表にまとめてみたよ。

使うとき メリット デメリット
全数調査
  • 全部調べなきゃいけないとき
  • グループの大きさが小さいとき
調べた結果は真実 めんどくさい。金と時間かかる
標本調査
  • 全部調べるのが面倒なとき
  • 全部調べられないとき
早くて安い調査方法 あくまでも推測

 

今日はこの、

全数調査と標本調査の違いをくわしく勉強していこう。

 

 

グループの全員を徹底調査??全数調査とは!?

まず1つ目の調べ方は、

全数調査

ってヤツね。

これは、

あるグループに入ってる人や物をすべて調べる

っていう調査方法なんだ。

 

たとえば、  グループ1っていう集団の中に、

  • A
  • B
  • C
  • D
  • E

の5人がいたとしよう。

 

全数調査 標本調査

こいつらの何かを調べたいときに、

  • A
  • B
  • C
  • D
  • E

の5人ぜんぶ調べるのが全数調査なんだ。

 

全数調査 標本調査

 

 

全数調査はどんなときに使うの??

でもさ、

いつもグループのぜんぶのデータを調べたら疲れちゃうよね?

だから、全数調査はつぎの2つのときに使うことが多いよ。

 

 

【その1. 全部のデータを取らなきゃいけないとき】

グループに属しているすべてのやつらを調べなきゃいけないとき

こういうときは文句言わず、

全数調査

を採用しよう。

 

たとえば、

クラスの健康診断。

全数調査 標本調査

 

学校であるよね??

体重や身長を測ったり、視力をチェックしたりするヤツ。

あれは全数調査で、クラス全員の健康状態を調べなきゃいけないんだ。

 

なぜなら、

クラス全員の健康状態をチェックする必要があるからね。

クラスのみんなのほとんどが健康っていうよりも、

クラスのみんなが一人漏らさず健康であることの方が重要なんだ。

 

こういう風に、グループ内のデータをすべて調べなきゃいけないときは、

全数調査を使うよ。

 

 

【その2. グループに入ってるやつの数が少ないとき】

グループの大きさがすごく小さいときにも全数調査を行うね。

 

たとえば、家族の3人が好きなテレビ番組を調査するときとかね。

全数調査 標本調査

 

この場合、

家族っていうグループが全部で3人しかいないから、全員調べるのは超楽勝。

こういうときは全数調査でグループを調べよう。

 

 

全数調査のメリットって何?

えっ。全数調査にいいところはあるのかって??

そうだね。

じつは全数調査にはつぎの2つのメリットがあるんだ。

 

【メリット1. 調査結果は真実】

全数調査ではグループ内のすべてのものや人のデータを取るから、

データはすべて真実。

データの取り間違いとかはあるかもだけど、本当に全部調べちゃうから推測とかがまるでない。

100%真実なんだ。

 

【メリット2. 情報量が多い】

全数調査は、グループの全員のデータを取るから、

むちゃくちゃ情報量が多いね。

ゲットできる情報が多くていろんなことを考えることができるんだ。

 

 

全数調査のデメリットとは?

でも、全数調査にもよくないところがあるよ。

それは、

調べるのがむちゃくちゃ大変

ってこと。

グループのサイズが大きければ、すべてのデータを調べるのは至難の技。

金がかかるし、

時間もかかって、

調査自体が遅くなっちゃうんだ。

 

日本国勢調査って言って、日本に住んでる人のデータを全部調べる全数調査を行なっているんだけど、

この調査を終わらせるためには、

すごい時間がかかるよね?

日本には1億人以上住んでるからまじ骨が折れそうだ。

だけど、日本に住む全世帯のデータを調べなきゃいけないから、金と時間をかけてでも全数調査を行なっているわけだね。

こんな感じで、

全数調査にもデメリットがあるってことを頭に入れておいくれ。

 

 

グループの1部を調査?標本調査ってなんだ??

つぎは、

標本調査。

標本調査とはズバリ、

グループの一部の奴らを無作為にピックアップして調べる

っていう方法なんだ。

 

たとえば、 グループの中に、

  • A
  • B
  • C
  • D
  • E

っていう5人がいたとしたら、そのうちの2人をランダムに選んで、

  • C
  • E

になったとしよう。

 

全数調査 標本調査

この二人のデータを調べて、グループ1の性質を推測するって方法が、

標本調査なんだ。

 

 

標本調査はどんなときに使うの??

標本調査はつぎの2つのときに役に立つよ。

 

【その1. 全部調べるのが面倒なとき】

グループの中の全員調べたいけど、調べるのがめんどくさいとき

こういうときは、

標本調査を使うよ。

 

たとえば、テレビの視聴率を調べるときかな。

テレビの視聴率を調べるためには、

見る人の性別や年齢、家族構成などのデータを集める必要があるよね?

あと、視聴率を計測する機械も取り付けなきゃいけない。

 

これを日本の全国民に対してやっていたら日が暮れちゃうわけだ。

そこで、こういう面倒なときは、

一部の人をランダムに選んで調べるんだ。

 

テレビの視聴率はランダムにピックアップした世帯がみている番組の視聴時間を調べているよ。

これによって、

その番組が日本でどれくらい見られているのか?

ってことを推測してるんだよ。

 

 

【その2. 全部調べちゃいけないとき】

つぎは、

グループの中の奴らを全部調べてはいけないときね。

「えっ。そんなときある??」

って思うかもしれないけど、結構あるんだ。

 

たとえば、牛乳の製造工場で給食の牛乳の品質を調べるとき。

こういうときは標本調査を使うよ。

なぜなら、

全部の牛乳を調べたら、学校のみんなが飲む牛乳がなくなっちゃうからね。

牛乳をチェックするときには薬を入れたり、

スプーンを入れたり、

温度計を入れたり、

加熱したりと、

牛乳をガンガンいじりまわすから、一度調査した牛乳はもう飲めなくなっちゃう。

だから、全部は調べちゃいけないってわけ。

 

こういうときは一部の牛乳だけを選んで調べて、全部の牛乳の品質をチェックするんだ。

 

 

標本調査のメリット

標本調査のいいところってズバリ、

早くて安いところ。

グループ内の全部のデータを調べなくていいから、手間がかからないんだ。

グループの大きさがでかいときにこの調査方法は有効だ。

 

 

標本調査のデメリット

標本調査のよくないところは、

調査結果があくまでも推測でしかない

ってこと。

グループの中の全員について調べてるわけじゃないからね。

 

全員について調べた場合の全数調査と、

一部だけを調べて推測した標本調査では結果がちょっと異なるはずなんだ。

完全にぴったり一致してるデータは得られないってわけ。

テレビの視聴率もそうで、

あれも完璧に正確な視聴率ってわけじゃない。

あくまでも推測でしかないのが標本調査のデメリットだ。

 

 

まとめ:全数調査と標本調査の違いはもうバッチリ!

全数調査と標本調査の違いはどうだったかな??

最後に違いを表で復習しておこう。

使うとき メリット デメリット
全数調査
  • 全部調べなきゃいけないとき
  • グループの大きさが小さいとき
調べた結果は真実 めんどくさい。金と時間かかる
標本調査
  • 全部調べるのが面倒なとき
  • 全部調べられないとき
早くて安い調査方法 あくまでも推測

 

標本調査の基本的なところだから、テスト前に復習しておいてね。

そんじゃねー

Ken

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