英語を習う前に知っておきたい6つのこと
人生で一度も英語を勉強したことがない、これからスタートラインに立つ人がいると思う。
そんな「英語の世界に入ろうとしている人」に伝えたいことがあるんだ。
今日紹介する「英語学習の事実」を知っていると、学習の効率に差がつくよ。
次の6つを頭に叩き込んでおこう。
1. 英単語は「スペル」と「発音」が違う
まず知ってきたいのが、英単語は「スペル」と「発音」が一致していないってこと。
つまり、 アルファベットからだけでは発音がわからないんだ。
例えば、犬の英単語「dog」。
dogは「d」「o」「g」という3つの文字でできているね??
ここで疑問に思うのは、
dogをどう読むのか?ってことだ。
どおーぐ、なのか、ドッグ、なのか、だーぐなのかはっきりしてほしい。
しかしながら、英単語にはスペルからわかる読み方が存在していないんだ。
「d」と「o」と「g」に発音のルールがないから、dogという英単語ができてはじめて読み方がわかる。
わかると言っても、何のルールがないから、
英単語の読み方は、単語ごとに覚えるしかない。
しかも、英単語には強く読む箇所の「アクセント」もある。
読み方だけじゃなくて、どこを強く読むかまで覚えなきゃいけないんだ。
だから、英単語を覚えることは簡単じゃないってことさ。
一方、日本語はそんなことなかったね?
「ひらがな」には読み方のルールがあって、ひらがなをみれば読み方がわかった。
例えば「たんぼ」だったら、「た」「ん」「ぼ」にそれぞれ読み方があるから、その通りに発音すると「たんぼ」になったね。
つまり、ひらがなと発音を勉強したら、字を見ただけで読めるわけだ。
しかし、英単語ならそうはいかない。
アルファベットそれぞれに音が決まっていないから、スペルだけでは発音方法がわからない。
「スペル」と「発音」をセットで覚えなきゃいけないわけだ。
ぼくが英語を始めた時に、この特徴がすごい気になったことを覚えているよ。
「な、なんでschoolはスクールって発音するんだよ?!明らかにスチョールって読むやろ!」
みたいな憤りさ。
ただ、最初はビビるかもしれないけど、そのうち慣れるから大丈夫。
2. 日本語と英語の発音は別物
それから、英語と日本語の発音とまったく別物だ。
発音をカタカナでふっている人がいるけど、それはやめたほうがいい。
なぜなら、日本語と英語の発音はまったく対応していないからさ。
カタカナでは英語の発音は表しきれないんだ。
ちなみに、英語は子音が26音、母音が 10パターンある。
一方の日本語は、子音が10個、母音が5個だ。
日本語と比べると、いかに英語の発音が複雑かわかるね。
日本語って、発音の種類が少ない言語だったんだ。
だからこそ、まず英語を勉強する前に
英語の発音をマスターしておくことが肝になってくる。
100%マスターしなくてもいいから、発音の違いを自分でわかるぐらい練習するべきだね。
発音のトレーニングをして、自分で発音できるようになれば、英単語の発音も覚えられる。
しかも、リスニング力もアップする特典付きだ。
これは、自分が演奏できる楽器の音は、クリアに聞こえる現象と一緒。
ベース担当はベースを聞きとれるし、ドラムならばドラムのビートを感じ取れるはずだ。
そもそもこれって、ベースは「ベースの弾き方」を知っていて、音を自分で出せるからなんだ。
つらいかもしれないけど、英語の発音を練習していこう。
3. 文法と英会話は違う
学校の勉強では主に「英文法」を習っていくと思う。
確かに 、文法は重要さ。
文法を知らないと英文を作れないからね。
ただし、まるでそんなことはない。
むしろ、想像以上に、海外の人は英文法を適当に勉強しているんだ。
細かいことは気にせず好きなようにしゃべっている。
ぼくがアメリカ留学した時にびっくりしたのが、
日本で勉強してきた「英文法の授業」のレベルの高さだ。
中学の英文法をマスターするだけで、アメリカに来ていた留学生の中でトップクラスだったんだ。
まさかの英文法クラスでヒーロー的な存在さ。
(ただ、英会話のクラスではゴミレベルだったけどね・・・笑)
それだけ、日本の文法教育はしっかりしすぎていて、むしろ中学3年間勉強すると、
英文法マスターになっている
といっても過言ではない。
だけど、英文法がすべてじゃない、ってことも知っておいてほしい。
細かいことは気にしないでしゃべっていいんだ。
もっと適当に、自由に、思い考えを伝えるために使うが英語さ。
授業では細かいこと言ってるけど、実際はそんなこと関係ないと頭に入れておこう。
4,. アルファベットに始まりアルファベットに終わる
日本語は、
- ひらがな
- 漢字
- カタカナ
など色々なツールがあるよね。
一方、英語は26種類のアルファベットを組み合わせる言葉だ。
アルファベットを組み合わせて英単語を作り、英単語を並べて文章を作っていく。
シンプルにアルファベットだけでできているんだ。
だからこそ、最初にアルファベットを覚えることは超大事。
歌で順番覚えたり、書きまくって体で覚えたりして、アルファベットを覚えることから始めてみてね。
>>詳しくは「アルファベットの覚え方」へ
5. 英単語ごとにスペース空ける
さっき、
「アルファベット26文字ですべての英単語をあらわせる」
といったね?
その性質ゆえに、
英単語同士はスペースをあけるようにしよう。
単語同士をつなげると、アルファベットとアルファベットがくっついちゃう。そして、新しい英単語になっちまう。
1つ1つの英単語はスペースを空けることにしよう。
日本語は単語同士をスペースで開けたりしないもんね。
この違いも頭に入れておこう。
6. 英語の人格を宿すことになる
新しい言語を学ぶことは、自分に別の人格を作り出す
ことになるんだ。
嘘のように聞こえるかもしれないけれど、たぶん本当だ。
ある程度、英語を話せるようになると、
- 英語を話している時の自分
- 日本語を話している時の自分
が違うと感じることがある。
日本語を話しているときは穏やかなのに、英語を話スト攻撃的になる人格を宿す人もいる。
このように、「言語を学ぶ」ことは単に入試、就職で役立つだけでなく、
自分自身を変化させることだと覚えておこう。
例えるならば、脳内に新しいソフトをインストールするようなもの。
自身を変えていけるのが英語学習の楽しみの1つでもあるんだ。
さあ、英語を勉強していこう
以上、英語を勉強する前に知っておきたいことかな。
英語ができれば、英語が母国語の人(アメリカ、イギリス、カナダetc)と会話できるのはもちろん。
ただ、それ以上に大きいのが、
英語を頑張って勉強している人々とも話せることさ。
最近、世界中でみんな英語を頑張って勉強していて、旅行するとほとんど英語が通じるようになってきた。
本当なら意思疎通できない人同士が、英語ならコミュニケーション取れる奇跡が起きているんだ。
この事情もあって、英語ができると話せる人が格段に増えるよ。
文字通り、世界が広がるんだ。
さあ、これから一緒に英語を勉強していこう。
そんじゃねー
Ken
Qikeruの編集・執筆をしています。
「教科書、もうちょっとおもしろくならないかな?」
そんな想いでサイトを始めました。
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