著者プロフィール
学校でも諦められていたヤンキー中学生を目覚めさせ、中間テストや、学校の成績を上げた実績を持つ。また、実の弟にも勉強を教え、県内トップ校に入学させたのち、国内の有名私立に入学、米国の世界ランキング上位の大学に編入予定。現在でもオンライン家庭教師として、約7000人の中学生に英語や数学などを教えている。
目次
- 家庭教師が得意なこと、苦手なこと
- 子供が懐かない先生は絶対に選ぶな!
- 家庭教師の仕事は、成績をあげること
- 無料体験を賢く使う
- 良い先生を派遣してもらうためには?
家庭教師が得意なこと、苦手なこと
家庭教師が得意なことは、「強制力」と「個別の対応力」です。
最近流行りのLIZAPなどをイメージしてもらうと分かりやすい気がします。
どれだけ勉強が苦手な子供でも、その子供の状況に寄り添い、勉強をサポートする。
その生徒特有の課題にマンツーマンで対応することで、強制的に学習する時間を作り、結果までコミットする。
しかし、ダイエットと違うところは、勉強は好きになってもらったり、苦手意識がなくならない限りは、成績が上がらないということです。
ダイエットはたとえ嫌いでも、LIZAPのような仕組みで、短期間、強制的にコミットし続ければ体重は減りますよね。
しかし、勉強は小学校で6年、中学校で3年、高校で3年、計12年あります。強制的に勉強をさせて、期末テスト一回だけ良い成績をとることはできるかもしれませんが、基本は気長に勉強を続け、結果を出すことを求められます。
では、逆に家庭教師が苦手なことはなんでしょうか?
家庭教師は、1対1の指導が基本なので、当然お金がかかります。LIZAPも高いですね〜!一般人にはなかなか手が出せない金額です。
家庭教師はLIZAPほどはいかなくとも、塾などと比べると、1時間あたりの授業料が約1.5倍から2倍程度するのが相場です。
家庭教師の得意なことと、苦手なことをしっかりと把握して頂いた上で、家庭教師で教えてほしい!という方のために、選び方のポイントを解説します。
子供が懐かない先生は絶対に選ぶな!
どれだけプロ家庭教師であっても、子供が気に入らない先生は、やめましょう。
たとえ、お母さんが気に入ることができた先生でも、子供が好きになれない先生は不適切です。
最初の授業もしくは、2回目の授業を終えて、子供が先生のことを好きになれていなかった場合は、向いていないと言えるでしょう。
先生の実力不足か、子供との相性が悪いので、先生に情が移る前に先生を変えてもらいましょう。
家庭教師の強みは「マンツーマンで強制的に結果にコミットさせること」です。
なので、嫌いな先生に勉強を強制されたら、嫌いな勉強がもっと嫌いになってしまいます。だからこそ、相性はとても大事です。
また、相性とは別に、生徒に好かれる為の術を知っている先生かどうかも大事なポイントです。
授業を始める前に、「ウチの子供は、こういう子供なのですが、先生はまずどうやってウチの子供に好かれようと考えていますか?」と先生に率直に問いかけをしてみることをお勧めします。
- 子供に好かれることが大事だと理解できていること
- 子供の意見を尊重すること、理解しようとすることが大事だと理解できていること
この2つのことを理解できている先生は、どういう子供でも仲良くなれる可能性が高いです。
例えばこれは私が1番最初の授業で言った一言です。
「今日は授業をするつもりはありません。お子さんの好きなことや、嫌いなことなど、1時間かけてお子さんの話を聞きながら、仲良くなることに時間を使わせてください。」
このように、子供と向き合うことが大事だ!と認識しているような先生は良い先生である可能性が高いと思います。
率直に是非先生に聞いてみてください。
成績をあげることが仕事と捉えている先生を選ぶ
家庭教師は、世の中にあるアルバイトの中でも、とても時給が高い部類に入ります。よく有名大学の大学生などが、家庭教師のアルバイトをしていますよね。
しかし、その高い時給にあぐらをかいて、真剣に子供の成績をあげることに向き合わない家庭教師アルバイトがたくさんいることも事実としてあります。
高い授業料を払っているからこそ、そこは結果でしっかり返してもらうべきです。
- 子供の勉強への興味関心
- 学校の定期テストの成績
- 学校の内申点
などに良い影響を与えたかどうか?で客観的に評価しましょう。
家庭教師を始めてから、3〜4回目の授業で先生と目標の話をしましょう。
お子さんの性格や学力も少しずつ分かってきたタイミングで、
「先生、今子供の成績がだいたいこれくらいなのですが、3ヶ月後の期末テストで、だいたいどれくらいの成績を取れそうでしょうか?」
など、この家庭教師を通して、どう子供が成長をさせてもらえるか?の目標設定を一緒に組み立てましょう。
もちろん、そんなに成績がすぐ上がらないケースも多々あると思うので、「まずは、来週の英語のテストの点数を前回から5点あげましょう」など相談しながら、適切な目標設定を行うようにしましょう。
このように家庭教師を通して、お子さんの成績をあげる意思をしっかり持っている先生を選びましょう。
無料体験を賢く使う
無料体験の仕組みはどの家庭教師会社でも用意しているので、いくつか試してみることをオススメします。
断言します。
どこの家庭教師会社を使っても、大きく結果は変わりません。
大事なのは、担当の先生であって、会社ではありません。
もちろんプロ家庭教師などは、大学生のアルバイトと指導の経験人数が違うので、結果を出しやすい傾向はあると思います。
しかし、それだけ余裕がある家庭も多くはないと思うので、比較的コストが安めの会社にいくつか問い合わせてみましょう。
家庭教師会社は、基本仲介業者であって、かの有名な家庭教師会社なども、一回先生が家庭に入ってからは、そこまで先生や家庭に対して特別なフォロー等は行いません。
現場の先生に一任します。(というかコスト構造上、一任せざるを得ない)
家庭教師会社による指導の質の違いというのは、みなさんが想像している以上に少ないのです。
無料体験は、相性の良い先生と出会うために、たくさん使ってみることをオススメします。
子供に、「1番好きな先生選んでね」と言って、自分で先生を選んだという印象を持たせることにもつながります。
良い先生を派遣してもらうためには?
では、無料体験や、先生を派遣してもらうときに、家庭教師会社には、どういうお願いの仕方をすると「良い先生」を派遣してもらえるのでしょうか?
子供と相性が良さそうな先生を、わかる範囲で、できるだけ細く情報を伝えましょう。
例えば、中学2年生の男の子で、サッカー好き、よく土日はゲームをしている、勉強はテスト前にイヤイヤするくらい。
引用元(http://mindgoods.exblog.jp/16254578/)
このようなお子さんだとします。どういう先生が合うのでしょう?
例えば、こんな感じの先生はどうでしょう?お子さんと合うイメージはありますか?
- 性別:男性
- 趣味:サッカー経験者
- 勉強:勉強で失敗した経験をもっている
- 性格:比較的ヤンチャな子でも対応できる元気な性格
- 対応日数:週2回程度の勤務が可能
- 大学:有名私立大学出身
- その他:子供の成績をあげることにこだわってくれる先生
お子さんが好きになる大人の傾向など、だいたい把握していることと思います。
一個一個要素を書き出していって、要望を伝えてみましょう。
100%後悔しない!家庭教師の選び方の5つのコツまとめ
家庭教師の選び方の5つのコツはいかがでしたでしょうか?
最後に、もう一回ポイントをまとめてみました。
家庭教師が得意なこと、苦手なこと
得意なことは「その生徒特有の課題に向き合いながら、強制的に勉強に向かわせること」です。
苦手なことは「授業力が高いこと」です。
子供が懐かない先生は絶対に選ぶな
授業の最初の段階で、子供に相性が合うかどうか(好きになれそうかどうか)を聞いてみましょう。
家庭教師の仕事は、成績をあげること
成績をあげることが家庭教師の仕事なので、授業が始まって3〜4回目くらいで、「いつまでに何の成績をどれくらいあげるか?」を話し合いましょう。
無料体験を賢く使う
無料体験を賢く使って、子供にとって相性の良い先生を選びましょう。
良い先生を派遣してもらうためには?
子供と相性の良さそうな先生をしっかり家庭教師会社にできるだけ細かく伝えましょう。
それでは!
kaz
公立中学校理科数学講師、進学塾数学講師、自宅塾 高校数学英語化学生物指導、国立大学医学部技官という経歴を持つスーパー講師。よろしくな!
質問する